昨日は、かねてより予定をしていました新春特別ワイン会を開催しました。
この日は寒さも厳しくなり、早朝はマイナス13度となりました。
そのような中、蓼科までお越しいただき、誠にありがとうございました。
この日に合わせてシェフも料理の準備を進め、漬け込みをしたり味の調整を行い、フルーツや野菜といった食材もシェフが気に入ったものを調達しています。ワインに関してはオールドヴィンテージは1か月前から立てておき、82年のムートンロートシルトはその強さから前日に抜栓を行いました。
今回のワイン会では1964年のオールドヴィンテージのコンディションが一番気になるところでしたが、素晴らしい状態でした!どのワインもコンディションがよく、ご参加いただいた皆様にもご満足いただけました。料理もどれもインパクトのあるもので、前菜の雉のセルクル仕立ては味の一体感があり、魚料理のオマールのソテーはキノコと雉のコンソメから作るソースで仕上げましたが、白ワインのモンラッシェにとてもうまくマリアージュしたとのお声をいただきました。
事前にデカンタに移しておいた82年のムートンは、それでもまだ強いタンニンを持っていましたので、メインとなる猪肉は炭で香ばしさをつけ、重厚なジビエの赤ワインソースで仕上げました。ムートンの頑強な部分をうまくやわらげ、料理によってワインの良い部分がさらに引き出されました。最後のデザートは長野県産ゴーダチーズでのアイスクリームと大鹿村の山塩を使ったサブレで、塩味をつけることで甘みのあるデザート用のマサンドラワインとの相性も絶品でした。
素晴らしいワインと料理の組合わせは楽しさも倍増されます。
あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、本当に夢のようなひと時でした!
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