平成21年3月5日(木)塩尻市洗馬にある安塚精肉店、以前、長野駅構内で開催したエキナカビストロでお肉を使用した肥育農家さん。和牛の生産農家は子牛を市場で購入しそれを牧場で育て出荷しています。
和牛の肉質の良し悪しは血統でほぼ決まります、それは子牛を見極める眼力とその子牛の父親、母親の血統そしてそのお爺さん、お婆さんの情報、そして子牛を育てる飼育農家の環境、などさまざまなことを加味して気に入った子牛を競り落とす。
話では聞いていましたが現場に行くのは初めて、あの美味しい牛肉はどのようにして、誰の手から、誰の手になど非常に興味があり今回は安塚さんに同行し見学に行ってきました。
会場に到着すると数十頭の子牛が職員によって身体測定を受けており子牛農家は子牛のブラッシングなど綺麗に髪型を整えているなど皆、忙しい様子。
安塚さんとは現地集合で子牛を買う側の様子は皆さん真剣、事前に子牛の血統は資料として配布されてはいますが、最後は目利き、安塚さんもいつもにない鋭い雰囲気を感じました。
子牛の見た目のチェックポイントもこっそりと教わりました。
いざ競りが始まると、子牛も分かるのか、競り場に連れて行かれるときの悲しそうに飼い主を見る目が今でも忘れない光景です。
美味しさの裏側にある命への感謝と人から人への愛情、情熱、そのような目に見えない繋がりが味を作っていることをしみじみ感じた生産現場訪問でした。
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