2017.11.25

新春特別ワイン会『グランヴァンを楽しむ会』のワインその2

アーカイブ

前回に引き続き1月13日の特別ワイン会のワインのご紹介です。

『’99 Condrieu la Doriane  E.Guigal』
フランスでも非常に小さな地区で産出されるワインでヴィオニエ種100パーセントで作られます。この品種はニューワールドで栽培されることが増えてきましたが、フランスではローヌ地方が有名です。その華やかな白い花を連想させる香りを活かすため、ステンレスのタンクで熟成させることがほとんどですが、今回のギガル社のコンドリュー・ラ・ドリアーヌは新樽熟成をさせ、果実味にスパイシーな風味を加えることで、複雑なアロマを持つワインに仕上げられています。同社のスタンダードなコンドリューに比べ、果実味とボリュームがそなわっており、熟成で得られる風味も加わりさらに楽しみなボトルです。
『’64 Chateau Corton Grancey  L.Latour』
ブルゴーニュを代表するネゴシアンであるルイラトゥール社の名声を確立させた銘柄です。
複数の区画をブレンドし作り出すワインは風格を備え、じっくり時間をかけて味わうとその良さが感じられます。今回のワイン会で予定しているのは、1964年のシャトーコルトングランセイです。この年、ブルゴーニュ地方は良いぶどうの収穫ができ、数々の優秀ワインを生み出しています。60年代は凝縮度の高いワインが多く、その甘みに驚かされることもあります。62年のコルトングランセイは熟成した甘いフレーバーに時折フレッシュな果実香が感じられ、全体の味の中では少し強く感じる大変印象に残る味わいでした。64年も私たちを感激させれくれるはずです。湿度の高いカーヴで保管されて来たボトル特有のラベルの損傷がありますが、外観から見る色はとっても綺麗な色をしています。(ヴィンテージはコルクより判別が出来ます)

次回に続きます!

カテゴリー別記事一覧
過去のブログ記事一覧