新春特別ワイン会『グランヴァンを楽しむ会』のワインその3

前回に引き続き１月１３日の特別ワイン会のワインのご紹介です。

`00 Musigny  J.F.Mugnier
エスポワールのお客様で、ブルゴーニュワインをお好きな方は多くいらっしゃいますが、その中でもシャンボールミュジニーという村のワインは特にその個性から人気があります。

特有の石灰土壌でそこからできるワインは、パワフルなタイプではありません。どちらかと言えば繊細で、酸味は綺麗で芯がとおっており、果実由来の香りとミネラル感が備わっています。そのなんとも言えないバランスが魅力といわれています。

今回はその村の中でも特級畑から作られる大きなスケールの味わいを持つミュジニーです。

熟成を必要とするワインですが、17年経過し、一体感が味わえる頃となってきています。

生産数も少なく、なかなか出会うことのないワインで、世界中の愛好家からも支持されるミュジニーの味わいをお楽しみいただきます

『`82 Chateau Mouton Rothschild 』
メドック格付けにて1973年に1級に格上げしたシャトーで、数々の伝説的なワインを世に送り出してきました。1945年、1947年、1959年、1961年、1986年などはその圧倒的な果実味とタンニンにより、熟成による潜在能力は計り知れないと言われています。今回の1982年はまさしく伝説のひとつです。多くの評論家やテイスターからも絶大な評価を受けており、その飲み頃や提供の仕方も話しのタネになるくらいです。まだまだ強さを持つワインではありますが、そろそろその秘めた味わいを楽しませてくれるのではと思います。伝説のワインにご期待を！

次回に続きます。