2025年1月25日はかねてより企画しておりましたエスポワール特別ワイン会「オールドヴィンテージワインを楽しむ会」を開催しました!
今回は1950年代から2000年代までのヴィンテージワインをご用意いたしました。
一番古いヴィンテージの1957年はなんと、五大シャトーの一つシャトーマルゴーをご用意しました。
ワイン会の料理は、事前に9割を決めて置き、当日抜栓したワインの味を見て最終調整をします。
なので当日は厨房もてんやわんやです(笑)
ワインたちも外見からのコンディションは抜群で、期待できるものばかりです。
今回のどれも主役になるようなワインばかりでしたが、中でも山梨県の勝沼町の中央葡萄酒の2004年キュヴェ三澤ブランです。
国産の銘柄でバックヴィンテージは見かけることが少なく大変希少です。中でも日本のトップワイナリーである中央葡萄酒のフラッグシップワインです。
大変良いコンディションで、まろやかな香りとナッツのような複雑さ、まろやかな味わいを持つ素晴らしい熟成をしていました。海外ワインとは違ったしなやかで優しいワインです。
料理もカブのピュレをソースにして、それぞれ味付けをしソバのクレープ生地で重ねた優しい味わいのオードブルです。まろやかな味をキーワードに、同じ方向で合わせたマリアージュです。
またメインディッシュはジビエの中でも希少なサルセル(小鴨)と穴熊の盛り合わせでした。どちらも脂ののりも良くコンディションは抜群。合わせたワインはシャトーマルゴーの1957年です。
もともと年月とともにタンニンは落ち着き柔らかなスタイルになってきているだろうと、ソースはうまみ中心のものにしています。
抜栓後、コンディションは抜群でドライハーブとスモーキーさ、レーズンコンポートのような甘やかさがあり、一体感は完璧です。料理もうまみを持つためワインとよく調和していました。
デザートは金柑のミルフィーユです!素材そのものを感じていただけるようなクリームを作り、ソースはワゴンサービスにてホールスタッフが仕上げました。定番のフランベです!
最後は1975年産のソーテルヌでアプリコットやマーマレードのような風味の贅沢なワインですが、金柑の風味と相性は抜群です。
アッというあのディナーでしたが、ワインも1銘柄ごと感激があり、また、食材の味をしっかり感じることができる料理はどれも印象的で記憶に残るものでした!
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