-希少なボトル –
1900年Guy de Bersac Gran Champagne Cognac
現在ではほとんど見ることが出来ない年号入りコニャックです。1900年はフランスでは最良年の一つとして数えられ、日本は明治33年、フランスではパリ万国博覧会が開催された年です。
同じようにぶどうを原料として作られるワインも世界中のワインジャーナリストから絶大な評価を得ています。コニャック地方はボルドーから南に位置し、ボルドーのトップシャトーの1900年のシャトーマルゴーの評価などを見ても、その年のブドウがいかに素晴らしかったかがわかります。
このボトルは2000年を祝うために特別に詰められたもので、生産本数は400本とボトルに記載されています。
コニャック地方ではボンボンヌと呼ばれる大きなガラス瓶に原酒を詰めて保存します。それらをブレンドしボトリングするのですが、1900年の原酒を1999年にボトルに詰めし2000年にリリースされたものです。ガラス瓶は近年のものですが、詰められたお酒は1900年収穫ブドウによる大変貴重なコニャックです。
Fine de Bourgogne du Centenaire Maison Leroy
かつてはロマネコンティ社の共同経営者として知られ、現在はDomaine Leroy、Domaine d’auvenayを経営するルロワのネゴシアン部門であるMaison Leroyの創立を記念して作られ1970年頃に出回ったボトルです。ルロワはブルゴーニュにおいて数々の特級畑、1級畑、また村名のワインをリリースし、その素晴らしさは世界中のワインファンを持つことで証明されています。それらのワインを醸造する過程で出た澱を蒸留したのがフィーヌというお酒です。
同じようにマールというお酒もワイン醸造過程の搾りかすを蒸留して作るお酒ですがその味わいは明らかに違い、マールの方が荒々しさを持ち、フィーヌの方が繊細に仕上がるといわれています。メゾン・ルロワのマールは現在でも見かけることがありますが、メゾン・ルロワのフィーヌは幻の銘柄です。
Borges&Irmao Quinto do junco Colheita 1900
ポートワインにも様々な種類があり、このコリェイタは同じ収穫年のブドウを最低85%以上使用し、樽の中で7年以上熟成させたものに付けられる名称です。ボトルは1900年に収穫されたブドウでワインを作り1947年まで大樽で熟成され、その後瓶詰めされています。1982年にはリコルク、ラベリングされリリースされ、それらの経緯がラベルに記されています。古いポートワインはポルトガルの宝といわれ現在入手はとても困難です。ポートワインの熟成はゆっくり進み、古いものはドライフルーツ、キャラメルのフレーバーが違和感なく混ざり合い、表現できないくらいの複雑さを備えます。その味わいは人の心を豊かにしてくれる素晴らしいものです。
当店では食後酒も豊富な種類を取り揃えております。
数多く取り扱う中でも希少な食後酒をご紹介します。